いつか見た 空の青さを忘れた街は今日も通りに咲いた花さえ汚す昨日のあの笑顔だけが 僕の中に 残っているんだ誰かが 刻んだ時の足跡 ひとつふたつ増えていってやがて跡形もなく消え失せる僕は景色の中に咲いていたいんだ見えないものになるふれられないものになる空の果てへ 飛び立つ命は 翼を広げて雲よりも高い高い場所へ ゆくのだろう。
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