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どるとるの部屋


[5280] 生命線
詩人:どるとる [投票][編集]


夜の中にそっと忍び込む ざわめき

胸の襞を撫でるのは風の悪戯か

私の手のひらに走る 薄い線の一本一本に

銀河のような 宇宙のような 物語を重ねる

言葉はなんて頼りないんだろう
語れば語る程こぼれ落ちる水のよう
落ちる間際まで それはそれだったのに

地面に落ちてはじけて壊れてしまえば
もうなんでもないただの星屑さ

何事もなかったように後片付けする

生命線をなぞる旅に出かけよう一緒に
たくさんの涙を連れて
たくさんの笑顔を連れて

僕が生きるその訳を知るために。

2014/05/01 (Thu)

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