ひとりで見ていた世界はとても暗くて 寂しかったよふたりで見る世界はまばゆくてたくさんの音と光にあふれていた絶えず落ち続ける 砂時計半分を切った今もスピードを落とさず刻々と命を削ぐ目を閉じ 耳をすまし 暗闇と無音の中に描いたものを 僕は世界と呼んでいただけど 目を見開き 耳をふさいでた手を解き放って そこにあるものが世界だと気づかされたほらもう ひとりでもうまく歩けるよ君がくれた勇気だありがとう。
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