詩人:どるとる | [投票][編集] |
ありきたりの愛の言葉並べては
君が一番だよと きれいな声で歌ってみる
嘘も言い訳も慣れてしまえば
吐き出すことなんて造作もないのさ
時計だけが永遠を知るこの世界で
僕らはどこまで悪あがき出来るかな
不器用なその手で
腫れ物にさわるように恐る恐る手を伸ばす先に
愛が指差す方へ僕は歩いていくんだよ
正しさなんてどうだっていい
ただ君が心から幸せだと思えるような
そんな時間を積み重ねて 終わりへと走る
ありきたりの夢の話の終わりには
必ず ハッピーエンドが用意されてて
誰もが笑えるようになっているんだ
ところが現実はどうだ?涙ばかりさ
運命なんてものに身を委ねながら
流れゆく季節の途中 僕は何を焦るのか
空は ただどこまでも僕から遠ざかってく
答えなんてあるようでないものなのか
愛が指し示したのは僕が捨て去った思い
誰かを心から 信じるっていう気持ち
ただそんな当たり前がこの世界を
見るも鮮やかに変えるって君は言うよ
愛が指差す方へ僕は歩いていくんだよ
正しさなんてどうだっていい
ただ君が心から幸せだと思えるような
そんな時間を積み重ねて 終わりへと走る
その先にあるものと僕は抱き合うよ
そしてひとつに重なって ある種の答えになるんだ。