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どるとるの部屋


[5427] はつこい
詩人:どるとる [投票][編集]


花びら舞い散る季節の中で僕は君に恋をした
「好き」という言葉がなかなか言えなかった

頬を赤らめて 君に会うときはいつも
普段の自分を出せなくて 素直になれなかったよ

でも、この気持ちはきっと嘘じゃない
叶わなくてもいいから君に届けたい

いい恋だったって思えるような恋なら
きっと 君を好きになったこの気持ちも
けして無駄じゃないからね
心のドアを開け放って 君に好きだと言おう

ガラス細工のような心を抱えて 一人黄昏て
風に吹かれて 夕暮れの空の下 君をひそやかに想った

握りしめたラブレター 君に渡そうとするけれど 今日も持ち帰って来たよ

恋なんかするするんじゃなかったって
思うような恋なんてしたくはないから

誰かを好きになるってとても
素敵なことじゃないか 誰にも恥じることなんてないよ
たとえ僕の気持ちが行き場をなくしても
君に届けられたなら 多分それでいいと思うから

僕は初恋に ありがとうって言えるよ
だから、いつまでも君のことを一途に好きなままでもいいかい?
そう言ったら君は優しく笑ってうなずいた
その時僕はわかったんだ どうして君のことを好きになったのか

いい恋だったって思えるような恋なら
きっと 君を好きになったこの気持ちも
けして無駄じゃないからね
心のドアを開け放って 君に好きだと言おう

「好きになれて良かった」って笑おう。

2014/06/14 (Sat)

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