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どるとるの部屋


[5452] 始まりの足音
詩人:どるとる [投票][編集]


なんとなく気づけばほらあかね色の夕暮れが空を燃やしてる

たいしていいことなんて無かったよ
それでも振り返ると泣きたくなるほど

今日は うれしくて でも悲しくて
たくさんの記憶で胸の中はいっぱいなのさ

歩道橋の上から見える沈む夕日
ここからの眺めがいちばん好きなんだ

ふいに耳をすますと聞こえる
鈍い感じの始まりの足音が
明日へ向かって 遠ざかってゆく
まるで僕について来いと言わんばかりに

だから、行くのさ
諦めた見果てぬ夢を追いかけるように。

2014/06/24 (Tue)

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