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どるとるの部屋


[5494] 空想プラネタリウム
詩人:どるとる [投票][編集]


そうして新しい物語を連れてくる
時が動き出せばまた朝は夜になり夜は朝になるだろう

それぞれ別の場所で違う今を生きていても
結局ばらばらの心はひとつに重なり合ってる
まるで星座のように離れていたって
ちゃんとつながっているよ

暗闇の中でも まぶしく輝く光
誰かを照らすように
何かを守るように
命あるすべてのものに等しく宿る光
今日も君の涙や笑顔を照らし出している

それはほんのささやかな奇跡
何も見えないのに確かにそこにあるとわかる
空想プラネタリウム

はじまりの扉はいつでも突然に開く
君の瞳に映る世界と僕の瞳に映る世界は紛れもなく同じ

それでも重ならない僕と君の生きている今日がある
夜空の星を見てごらんよ 一つ一つの形や色は違っても
つながりあうことでまた新しい星になる
いつでも 僕が君のそばにいるように

どんな闇に紛れても必ず探し出すから
見上げた夜空に輝く君という一番星を
存在するすべての人のもとに届く光
今日も君の寂しさや切なさを照らしてる

迷いそうな時ほどそばにいてよ
つまずく時の恥ずかしさも隠さないで さらけ出して
僕らだけのプラネタリウム

作り物じゃないんだ
嘘でも幻でもないよ
「見えない」だけで
「聴こえない」だけで無いと決めつけるのはあまりに浅はか

暗闇の中でも まぶしく輝く光
誰かを照らすように
何かを守るように
命あるすべてのものに等しく宿る光
今日も君の涙や笑顔を照らし出している

それはほんのささやかな奇跡
何も見えないのに確かにそこにあるとわかる
空想プラネタリウム

僕らだけのプラネタリウム。

2014/07/08 (Tue)

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