海にも感情はあるようで波立つときもあるよ体中に鱗をたたえた名もない魚が夜の闇の中を進むざぶんと音を立てるその波の向かう先はきっとはじけて散り散りになってそんな悲しい運命でそれでも波は何度も押し寄せて存在を提唱している幾多の波をくぐる逞しい魚になって僕は心を世界に泳がせる 泳がせてる。
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