詩人:どるとる | [投票][編集] |
この世界を縛る掟
まるで鎖のように
そこに生きる
人も巻き込んでいく
変わらぬ営みの中何かをなくしてはまた手に入れる
そんなことの繰り返しでこのままどこまで僕らは行くんだろう
痛みはまっすぐ
この身を引き裂いて
つかの間の安息を
僕らに与える
嘘偽りなく 伝わる
痛みの向こうに見える光
それはすべての答えのように
自由を奪う枷をそっと静かに外したよ
かみ合わない歯車
会話は続かないなあ
手のひらの上
バウンドする日付
声をつないでひとつひとつの言葉を積み重ね歌にしてゆく
そんなことを繰り返していつしか僕らは何かを見つけたよ
生きる喜びは
陽射しのように
僕を包み込んで
死を遠ざける
降り注ぐ雨は 影さえも濡らして じんわり冷やしていく
それはある種の救いのように
常識という概念で縛られた世界から
僕を解き放った
嘘偽りなく 伝わる
痛みの向こうに見える光
それはすべての答えのように
自由を奪う枷をそっと静かに外したよ。