詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は正義の味方じゃないから
悪いこともするよ
誰かを傷つけたりもするよ
嘘もつくし イヤなことから逃げたりもするよ
心ゆがめたまま
少しずつ中身から汚れていく
鏡に映した悪意を
僕は「正しさ」とは
呼ばない だけど
それを責めることもしない なぜなら
その悪意は誰にでも等しいものだから
決まった形のない
愛のようにいつでも
心に頼って奈落の一歩手前でしがみついてる
僕は 言葉の使い方をよく知らない
歌ってるけど正しいかわからない
でも声にしてみる
時折生きていることが嫌で嫌で
しかたなくなるときが僕にもある
そんなときには
大好きな君の名を呼んでみるんだ
醜さとは人の心の弱さを映し出したもの
ならば強がってるだけの僕は醜いね
愛の形はまっすぐにはなれないんだよ
愛はとてもあまのじゃくだから
さしのべられた
その手をつかんだ僕の手が握った
君の手は燃えるように熱かったよ
それがぬくもりってやつなんだね
鏡に映した悪意を
僕は「正しさ」とは
呼ばない だけど
それを責めることもしない なぜなら
その悪意は誰にでも等しいものだから
決まった形のない
愛のようにいつでも
心に頼って奈落の一歩手前でしがみついてる
悪に走る一歩手前で立ち止まってる。