人が生まれるときその命は見えない砂時計を抱えて生まれてくる
その砂時計は砂の代わりに時間のかけらが落ちる
少しずつ 少しずつ僕はこの世界から
遠ざかる 関係性をなくしてゆくように
今、物語のページを大きく風が捲った
僕の心に映るのはきれいなものばかりじゃない
傷ついたままなら傷ついたまま
ひずんだままならひずんだまま
あるがままの姿で醜さも隠さないで
僕が僕で あるように
君は君で あるように
たったひとつの今をそれぞれに生きてる
それなら抱えた傷跡も痛いだけじゃない。
2014/08/02 (Sat)