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どるとるの部屋


[5656] 痛みのうた
詩人:どるとる [投票][編集]


積み重ねていく時間の中に
一分一秒が重くのしかかる

砂時計のような世界の中で
僕らは鋼みたいな意思で生きることを強く望む

この一歩が明日につま先だけでも引っかかればって想ってる

何度でも手にしては何度でも失う
今日という昨日という一度きりの時間

昨日によく似た今日を生きているけれど
紛れもなく今日は昨日とは違う今日だ

僕は少しずつその意味を 痛いくらいに知っていくんだろう

日々目にするものの中に
ひとつでも確かなものはあるかな

ほころんでゆくように時が消えてく
世界の終わりがあるなら鼓動が止まったその時だろう

当たり前だけど呼吸を繰り返して 僕は生きている

何度でも捨てては拾う命がある
重荷になったり助けになったり

昨日とはまるで違う気持ちを抱くことで
きっと僕は歩き出すことが出来るんだ

悲しみから生まれる痛みより生きることで生まれる痛み

何よりその痛みがおまえは生きてるっておしえている

何度でも手にしては何度でも失う
今日という昨日という一度きりの時間

昨日によく似た今日を生きているけれど
紛れもなく今日は昨日とは違う今日だ

僕は少しずつその意味を 痛いくらいに知っていくんだろう。

2014/08/06 (Wed)

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