寂しいのは 悲しいのは なんでだろう当たり前なことさえ 素直に受け止められない僕は 悩みの中 迷いの中 世界はわからないことばかりだなあ浅い 睡魔に 舟を漕いでいる僕の意識は うざったい微熱におかされてあるべきものを ありのままに 見つめられない僕は 朝の名を 夜の名を 呼べないよ だって何も知らないゆるい 傾斜に運ばれて 玉が転がる複雑なからくり仕掛け 行き着く先は最初から決まっている 静かなる闇の水底だ。
[前頁] [どるとるの部屋] [次頁]