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どるとるの部屋


[573] ランプ
詩人:どるとる [投票][編集]


放し飼いにされた僕の1日はまるで風のように消えてゆくよ
さっきまで夜明けを見たなと思ったら
もう窓の外は夕暮れ

生きている意味さえもうわからなくなってしまうよ
気づけばもう自分の存在すら信じれなくなってる

真っ暗な夕闇に手を伸ばせば君がいた

君はまるで暗い僕の心に火をともす
ランプのような人なんだね
火がなくても君はランプのように光っている
僕の心をあたたかく照らしてる

夢の中まで夢で満たして
おっかない夜を忘れさせてくれる君
臆病で強がってばかりの僕を救ってくれる君の存在がありがたくて

どうも明るいと思ったら そこに君がいた

君はまるで暗い僕の心に火をともす
ランプのような人なんだね
火がなくても君はランプのように光っている
僕の心をあたたかく照らしてる

そのぬくもりで
僕の心に生まれた
闇も何もかも
照らしてくれる

僕がこわくないのかい?
君はただ微笑んで
首をたてに振り
僕の冷たいからだを抱きしめてくれた

取り繕うことで切り抜けていた日々さえばかばかしく思えるから

これからは僕の光になってください
素直に思えるから
僕の心の真ん中で
光っていて

そしてまた夜が訪れて僕を月が照らす
だけれどやっぱり君には勝てないね
今日も君というランプに照らされながら僕はやさしい闇の中で安らかに眠る
そんな毎日をありがとう
愛してるよ 僕のランプ。

2009/11/23 (Mon)

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