ああ 空っぽだ僕の中には何もない色のない塗り絵のようだ夜が過ぎてく 朝が過ぎてく時ばかりが 積み重なっていく届かない星を目の前にしている僕らにはそれを眺める望遠鏡さえない僕は何も知らない笑うこともぎこちない泣くことも 滑稽でまだ 完璧には程遠い何かが 汚くて 何度も手を洗ったけれど若さという邪魔な贔屓目からは逃れられない何か大事なものを取り損ねた気がする責任のない僕は君には青く見えるのかならば僕は心から童貞です。
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