詩人:どるとる | [投票][編集] |
最終電車が出る 僕はその背中を見送る
切なさとか やるせなさとか 胸にしまって
夜が広がった 瞳とはいわず耳の中や
意識の中にも そっと油断も隙もなく 入り込んで 僕をだます
寂しさよ 切なさよ
なぜに言葉にさせてくれないか
むなしさや悲しみに
話しかけても返事はなくて
ただ、まっすぐにどこまでも続く
一本道が 夜明けへと続いている
チェロ弾きは 探すよ 愛すべきコードを
何ひとつ 出来ない僕だと見せかけて
夜を広げてく 地図にない場所にまで
君の頭の中で広がる夢の中にも 入り込んで すべてをだます
目くらましさ
寂しさよ 切なさよ
なぜに言葉にさせてくれないか
むなしさや悲しみに
話しかけても返事はなくて
ただ、まっすぐにどこまでも続く
一本道が 夜明けへと続いている
痛みよ 安らぎよ
楽園を 追われたような僕に
見せてくれよ いつかの光
夢から覚めて気づく朝
まだ、朦朧とした頭を奮い起こして
踏み出す一歩は きれいな花を咲かすから。