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どるとるの部屋


[592] 午前零時の密告者
詩人:どるとる [投票][編集]


あなたが寝言で
布団の中
ムニャムニャ
つぶやくのさ
半分 意識は夢の中
だけれどたしかに
聞こえた 聞こえたよ
午前零時の密告者
秘密の虎の巻
紐解いて 開くように
ほら わかりきったこと
いつでもあなたは言うけれど
寝言はいつもこの僕を喜びで満たすのです

「だーい好きだよ
世界でいちばんあなたが好き」

たかが寝言に赤面の僕

午前零時の密告者よ
うれしい報告 ごくろうさま
安らかに 眠ってる
いい夢を見てるのかな
どうか いい夢を見てるといいな

明日は君にこの上ない幸せと転機を
なんて笑う僕なのさ

おやすみ…おやすみ
君は寝るのが早い
そしてすこぶるかわいい寝顔ですね

思わず 抱きしめたくなってしまうよ
夢の中でも
寝ても覚めても
僕も君が好きだから

わかりきったことでも
本当のことを言ってくれてありがとう
僕も世界一愛してる

ずっといつまでも
地球が何周しても
約束する 約束するよ
なんて 言ったあと
僕はやっと眠れるのです 安心しきった面もちで夢に飛ぶ意識

そこからはもうそれぞれの世界
されど忘れない
互いを思う気持ち。

2009/11/26 (Thu)

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