詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
強がったって 何も出来ないくせして
どうして 意地を張り強がってしまうのか
涙を流すことを弱さをさらけ出すことだと 勘違いした人が
いい加減なことを言いふらす
涙を流すことを弱さだというのなら
涙を流せないあなたのほうが弱い人だと思うよ
自分に素直になれないから 心に素直になることがどうしていけないことなのか
僕にはわからない
心に嘘をついて悲しくないふりして
無理やり笑うくらいなら 僕は存分に泣きたいよ
愛想笑いが似合う人より涙の似合う人になりたい
君にも心配してくれる人がいるだろう
優しさって 押し付けるものじゃないよ
さりとてもらって困るものじゃないけれど 見返り求めるならそれはもう愛じゃない
きれいごとだけでは片付かないことがある
腹のうちをさぐりあったり疑いあったりするような世の中だから 思い合うゆとりさえ持てないんだね
それは思うより悲しいことさ
本当の気持ちを偽って 生きているうちに いつの間にか笑い方さえ忘れてしまう
僕の心はどこに行ってしまったんだろう
世知辛い世の中の風は冷たくて 優しさを求めれば求めるほど
かわりに知るのは 人の醜さや汚さです
それでも忘れたくないよ誰かを信じること
僕らはその大切さを痛いほど知ってるから
心に嘘をついて悲しくないふりして
無理やり笑うくらいなら 僕は存分に泣きたいよ
愛想笑いが似合う人より涙の似合う人になりたい
その涙は きっと明日の笑顔に変わる
雨上がりの虹みたいに その笑顔は泣き止んだあなたの顔に似合うだろう。