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どるとるの部屋


[6002] 願い星
詩人:どるとる [投票][編集]


もしも願いがひとつだけ叶うなら
どうか大好きなあの人に幸せな未来を
僕じゃあの人を幸せに出来ないみたいだ
あの人が選んだ人は僕より素敵な人だから
せめて 君を好きになった気持ちだけは
ずっとこの胸の中に宝物のように
しまっておいていいかなあ

尾を引いて夜空を駆ける流れ星に
願ったあの日が今もつい昨日のことようによみがえるよ
瞼の裏今でも焼き付いてるあの場面
涙ながらにごめんって言った君は
それでも僕の目をまっすぐ見つめて
こう言ったね 好きになってくれてありがとう
僕はその時思ったよ
君を好きになったことはけして間違いじゃなかったことに

叶わない恋は するだけ無駄なのか
それでもあたためた時間は間違いなく
僕の中に君の中にそれぞれ違う思いだけど 大切な気持ちを芽生えさせたよ
夕暮れの校舎は 夕日で赤く染まって
やがて来る夜を待ちわびながら
誰かの背中をそっと見送ってた

たとえば好きな人に抱く あなたのその思いは星のように遥か彼方から 落ちてきた流れ星
優しい君だから好きになったんだ
叶わない恋の終わりも君がくれた言葉で
まるでどしゃ降りのはずの僕の心に 陽射しが差し込んだような気がするんだよ

叶わなかった恋だけど心は静かで
君がくれたこの思いに僕も 何度も 何度も
ありがとうって言ったよ

尾を引いて夜空を駆ける流れ星に
願ったあの日が今もつい昨日のことようによみがえるよ
瞼の裏今でも焼き付いてるあの場面
涙ながらにごめんって言った君は
それでも僕の目をまっすぐ見つめて
こう言ったね 好きになってくれてありがとう
僕はその時思ったよ
君を好きになったことはけして間違いじゃなかったことに。

2015/01/24 (Sat)

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