詩人:どるとる | [投票][編集] |
ただ胸の高鳴りで 人を愛した気になって
たったひとつのおごり高ぶりで
恋をした気になって
気づけば誰かを 傷つけていたよ
あとになって悔やむから後悔という
きのうの影を引きずったままで
ごめんねって言っても
傷跡は 変わらず傷跡のままで
人を愛すことは 人をゆるすこと ひいては弱い自分を ゆるすこと でも そんな自分をゆるせない自分もいることを 確かに認めること
愛する人よ 本気の愛は ときにいい加減さ
ただ胸の高ぶりで 走ってきたよ今まで
あぜ道に咲いた花のように
ただシャララと揺れて
気ままな僕には 君の迷いなど
見えなかったよ わからなかったよ
愛することの意味だとか糞食らえだ
でも君の涙は
僕のチンケなハートをゆらした
人に愛されることは 人を愛される覚悟があってのこと 愛してしまえない人と愛する人との違いはこの際どうだっていい
ただ大切なことは君を 愛する それだけ
愛する人よ 真面目な愛は 少々 窮屈さ
僕のダメなとこ数えたら
きりがないのにね
いいとこ数えたらすぐに答えが出る
君はどうしてこんな僕を好きになったんだろう
そしてずっと好きでいてくれるんだろう
それが 愛なのかな
人を愛すことは 人をゆるすこと ひいては弱い自分を ゆるすこと でも そんな自分をゆるせない自分もいることを 確かに認めること
愛する人よ 本気の愛は ときにいい加減さ
だから、そんな自分を見つけたら
叱れる自分も 持っておこう
そしてそんな自分を叱れた その時こそ
君を 愛させてもらおう
君に愛してもらおう。