詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日はあいにくの雨で 朝から憂うつになるよ
どうして 悲しみは雨みたいに まるで過ぎ去ってしまえば
痛みさえも なくなって 影だけを残したまま消えていくのか
せめて 悲しい人生に傘がひとつあればいいね
見えない傘を 君の心に そっと差し出してあげるよ
お日さまが君の 空を照らすまで
目を閉じてしまうと
何も見えない暗闇が
世界を包み込んで 悲しみはそんなふうに何も見えなくさせる
そして今日も日は暮れて帰り道を歩く君
もうじき夕日が沈む
せめて 今日は笑えなくても明日は笑えるといいね
涙で ずぶ濡れの君の心に 僕の傘を差してあげるよ
いつもみたいに君が笑ってくれるまで
泣いてもいいんだよ
生きるということは時に苦しくて辛くて
だからその痛みを
人は涙で流してごまかすんだ
そしてまた笑えるようにしてるんだ
せめて 悲しい人生に傘がひとつあればいいね
見えない傘を 君の心に そっと差し出してあげるよ
お日さまが君の 空を照らすまで。