時という鳥かごの中に世界はあって僕らはさしずめ監禁された花 一輪ネジを回して 動き出す世界が夜明けを連れて 街並みに光を届けるまた いくつかの迷いが 誰かを悩ませてそれでも 望んだ結末を知りたがるそして 僕らは また同じ場所に 咲く月は朧に 影は去り行きなんて 言葉で その場をやり過ごし宛もなく雑踏の中へ消えていく花 一輪。
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