詩人:どるとる | [投票][編集] |
空に手が届くくらい
積み重ねた日々
膨大な時間
笑ったことや 泣いたことまで
すべて思い出と呼べるのなら
笑ったことや 楽しかったことだけを
思い出と呼んでいつまでも覚えていたい
時には 生きることに投げやりになって
命なんか 要らなくなることもあるだろう
それでも 都合よく笑えた日には
命あることを心から喜び
生きてて良かったと 胸を撫で下ろす自分がいる
愛は 物静かに 世界を見渡して言葉もなく僕を抱きしめる
迷うこともなく ただあなただけを見つめて「愛してる」とささやけば
僕は それだけで幸せになれる
雲をつかめるくらいに
積み上げた 昨日今日明日
行ったり来たりの毎日
愛されたことや愛したことのすべてが
僕の 歩いてきた足跡になるなら
雨に降られたように流した涙も
思い出と呼んで差し支えないだろう
時には 耐えきれなくなってしまうだろう
途方もない 悲しみや寂しさに震えるとき
きまって誰かの存在が君を支えてくれる
自分一人だけじゃ とても生きていくには
険しい道のりだから
誰かと助け合い 生きてく
愛は そんなにたいそうなものじゃない
気づく前からそこに当たり前のようにあって
僕のために泣いたり笑ったりしている
ほんのささやかな
一瞬一瞬を 刻み込んで
消えないように 一歩一歩をかみしめて
生きていく その為の一歩を今 踏み出す
生きている証しとなるであろう今を打ち立てる
愛は 物静かに 世界を見渡して言葉もなく僕を抱きしめる
迷うこともなく ただあなただけを見つめて「愛してる」とささやけば
僕は それだけで幸せになれる。