見渡すかぎりの世界は いつかの思い出を抱えてすべての人の瞳の中で どこまでも 広がって蟠りを残したまま めくられていくページその先には何があるのか誰も知らない僕はただ いつでも笑える隙をうかがってその時に備えるだけはるか 向こう岸まで 悲しみでいっぱい喜びは あまりに小さくて見えないそれでも まだ 希望は溢れるほどこの世界を 照らして今日も変わらない朝を届ける幸せというならばこんな気持ちをいうのだろう僕は意味もなく笑った。
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