詩人:どるとる | [投票][編集] |
胸の窓に映るのは
いつか忘れた誰かの涙
君が乗ってたパジェロが 駐車場に停まってる
なんとなく気晴らしに夢の続きを見たくて
昼間から昼寝と洒落込めば いつの間に夜でした
君は ただ 僕を心底愛していて
僕も ただ 君を同じように愛していて
でもそれが なんだかうまくいかなくなった
さよならと言ったのは 僕からだった
君は泣いていたけど僕はあんまり泣かなかった
もう何もかもが嫌になってしまった
気づいたら随分いろんなものをなくした
気づいたら長い間寂しさに縁がなかった
通り過ぎたら 懐かしくもなるさ温もりも
君が好きだった 花を窓際に飾ってみたよ
勝手なことくらい知ってるから言わないで
あの日見た夢の続きが見たくなった ただそれだけで
君が あの頃よりずっと愛しくなってしまう
でもそれは僕のわがままだろう
適当にあしらって欲しい
愛は いつもあとになってから欲しくなる
数えきれないくらいしたキスの味も思い出せない
愛していたのはただ僕のエゴだったのかな
気づいたら随分体重も 軽くなってた
気づいたら悲しいほど涙もろくなってた
優しさなら 腐るほどあるのに 無意味に膨らんでいくよ君への愛が
さよならと言ったのは 僕からだった
君は泣いていたけど僕はあんまり泣かなかった
もう何もかもが嫌になってしまった
気づいたら随分いろんなものをなくした
気づいたら長い間寂しさに縁がなかった。