詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつも何が正しいかを 僕らは
判断しながら生きている
同じ世界にいくつもの生態系を築く
人も動物も隔たりなんかないんだ
答えなんて物に惑わされたくない
道に迷うときはそっと目を閉じて
あなたを呼ぶ声を探して 見つけて
たどり着いたその場所で
あなたは幸せそうに笑いかける
あたたかな陽射しのようなぬくもりが
まるで約束されていたようにあなたを包む
まぶたを閉じれば何も見えないよ
でも確かに世界はここにあって
悪あがきするあなたを置き去りに
流れ移り変わる季節を連れている
正しさ それこそ道に迷う要因
生きるっていう簡単なことを少しばかり
難しく考えすぎていた僕がいた
何気ない風景やなんでもない会話に
幸せは人懐っこく寄り添っているから
気づいてよ 隠れん坊してるその幸せに
少しだけ見ている世界を いつもとは違う角度から見ればいい
朝が来て 夜になって
目覚めたら もう夕方だった
暮れゆく空に 雲が流れて わけもなく切なさに包まれる
道に迷うときはそっと目を閉じて
あなたを呼ぶ声を探して 見つけて
たどり着いたその場所で
あなたは幸せそうに笑いかける
あたたかな陽射しのようなぬくもりが
まるで約束されていたようにあなたを包む。