詩人:どるとる | [投票][編集] |
がら空きの胸の中を 通り抜ける北風
忘れたはずのいつかのさよなら
君と歩いたこの道にあますことなく描いている
つないだ手のぬくもりさえもまだ真新しくて
まるで昨日のように色あざやかなままおぼえているから
枯れ葉舞う 並木道 届かない この声は
まだ君の心の中に 片付けられない愛を置き忘れたまま
願ってしまう 君ともう一度 離した手を
つなげたならなんて わがままな僕を風が笑ってる
季節は忙しない 先を急ぐ旅でもないのに
思い出すのは楽しいことばかりさ
だけどなぜだろう 思い出がまぶしいほど涙に変わる
たとえば願いが叶うなら 君に伝えたいことがあるよ
ごめんなさいやありがとうじゃ足りないほどの気持ちさ
愛の糸が切れたそこからて結び直せるなら
もう一度 君との日々をやり直して 今度は間違わないように
歩幅が離れたり近づいたりしても 心だけは重ねて
大切なこと 忘れないようにするよ
時計の針は 戻らない 残酷なまでに
明日へ向かって 進んでゆく どんなに昨日が美しくても思い出は思い出
いつまでも 立ち止まってはいられない
枯れ葉舞う 並木道 届かない この声は
まだ君の心の中に 片付けられない愛を置き忘れたまま
願ってしまう 君ともう一度 離した手を
つなげたならなんて わがままな僕を風が笑ってる。