詩人:どるとる | [投票][編集] |
君と出会ってからいくつ季節は過ぎたかな
君との思い出が 両手じゃ抱えきれないほどできたよ
さよならする為の出会いじゃないから
たとえば君が僕より先にいなくなっても
僕は君を最後まで思い続けるだろう
それが愛っていえるものは 何一つない
でも確かに 言えることは
愛し合う意味は愛される喜びや
人を愛することの喜びを知ることにある
悲しいことも 喜びの数と同じくらいあって
けっしてすべてがいい思い出とは呼べない
それでも流した涙も惜しくはないほどに
あの頃の僕より強くしてくれたのかも知れない
だから涙のぶんだけ明日が見えるよ
それだけが愛といえるものはなくていい
あなたにとっての愛 僕にとっての愛
様々な愛の形があっていい その思いに心が灯っていればいい
ありふれた 気持ちが あざやかな色に染まってゆく
雨はやさしく二人の間に降る 「生きる悲しみ」は「生きる喜び」の姿を変えた形
明日には この涙も笑顔に変わる 変える
それが愛っていえるものは 何一つない
でも確かに 言えることは
愛し合う意味は愛される喜びや
人を愛することの喜びを知ることにある。