詩人:どるとる | [投票][編集] |
瞼の裏に思い出が 灯るとき
通り過ぎた道に咲いた花を
思い出す その形や色を
写真では けっして閉じ込められない
見えない記憶のダイジェスト
あなたのあの笑った顔や泣いた顔を
あざやかには 思い出せないだろう でも
なんとなく かすかに 思い出せる
それくらいが多分 ちょうどいい気がする
あの日、交わした約束は 風に消えた
吹いていた風や 陽射しのあたたかさまで
心は覚えているよ 僕にはわかるんだ
だから、形に残る思い出はいらない
このまばたきのストロボで焼きつける
いつも胸の奥にある ダイアリー。