詩人:どるとる | [投票][編集] |
考えることをやめてしまった頭に蛆がわく
さよならのタイミングを見誤った
僕はレールからはみ出して はれてよそ者
汚れちまった魂を涙で溺れさせたい
繰り返す 生き死にのループの真ん中で
無関心な顔をした僕は愛に飢えた獣
愛も叫べないほどにカラカラに渇いてる
思い出を映す映写機は
通り過ぎた日々をいつまでも覚えているのさ
だから痛みはいつまでもあざやかなまま
僕を離してくれやしない
ここにあるのは排気ガスと煙草の吸殻
外れ馬券と飲み干したビールの空き缶
夢など忘れたような顔をした小さな影
ゆらゆらとさまよい漂いどこに行くの
汚れちまった魂を涙で溺れさせたい
繰り返す 生き死にのループの真ん中で
無関心な顔をした僕は愛に飢えた獣
愛も叫べないほどにカラカラに渇いてる
「愛してる」って言えれば 簡単なのに
それが一番 難しいこともわかってる。