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どるとるの部屋


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詩人:どるとる [投票][編集]


あなたのその声は花がほころぶように
過ぎ去ったはずの春を連れてくる

ひらり ひらり 舞いながら落ちる
命のはかなさよ どうか大切な人のそばで

最後は笑って 旅立てますように

桜は 思い出に染まり 少しばかり長い春を終えたら そっと人知れず 散ってく

その生きざまは 今もこの空の下に刻まれているよ

そしてまた春が来ればつぼみは芽吹き
きれいな花を咲かせる。

2015/10/10 (Sat)

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