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どるとるの部屋


[6596] 指先に花
詩人:どるとる [投票][編集]


僕は ただひとつさえ答えられないよ
世界の色や形やさえ与えられたものだ

指先にちょこんと座る小さな 可愛い赤い花が
時の隙間に こぼれ落ちてく

僕は 行ったり来たりする振り子に合わせて 行きつ戻りつの旅をしている

夜が明けて そしてまた日が暮れていく

あの空と同じ赤い色に染まった君にそっと ほおずりすれば

寒くても心まで あったかいね。

2015/10/14 (Wed)

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