僕は ただひとつさえ答えられないよ世界の色や形やさえ与えられたものだ指先にちょこんと座る小さな 可愛い赤い花が 時の隙間に こぼれ落ちてく僕は 行ったり来たりする振り子に合わせて 行きつ戻りつの旅をしている夜が明けて そしてまた日が暮れていくあの空と同じ赤い色に染まった君にそっと ほおずりすれば寒くても心まで あったかいね。
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