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どるとるの部屋


[6682] 橋を渡す
詩人:どるとる [投票][編集]


ハンマーで殴られたような
衝撃が 日常を一変させた

誰かが言い放つ常識を覆すような
既成の世界を塗り替える言葉

はみ出したとたんにがらりと世界は変わる
線の外側に出たときが本当の世界だ

途切れそうな言葉を何度だって 繋ぎあわせて

橋をつくるように向こう岸に渡るためのきっかけをくださいな

歩き出したらもう止まらない 利かん坊みたいな若気の至り

賽の目を転がしたような
運任せの旅ならつまらない

いつか僕が当たり前に歌っていた
七色に輝くロマンに満ちた言葉

正しさを疑い始めたときから
それはふつふつと僕の中で沸き上がる

絶対的な何かに歯向かう自分が出したもうひとつの答え

腹を満たすだけの答えなら 見た目や味など気にしない

世界が歪みだしたとき 僕の中で出た答えこそが正しいんだ

今の今まで世界を計っていた物差しは ただの棒切れさ

そんなもので何を計ろうとしてたのか
そんなもので何を計ろうというのか

もう役に立たない既成概念
枠からはみ出すようなつもりで
少し へそを曲げてやれ

途切れそうな言葉を何度だって 繋ぎあわせて

橋をつくるように向こう岸に渡るためのきっかけをくださいな

歩き出したらもう止まらない 利かん坊みたいな若気の至り。

2015/10/26 (Mon)

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