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どるとるの部屋


[671] 愛の種
詩人:どるとる [投票][編集]


あまいあまいりんごのようなやさしい蜜の味
君への思いがあふれて止まらない日々
愛の種はやがてきれいな花になり
さなぎのような気持ちはやがて蝶になる

ゴミだしの日に悲しい気持ちやもどかしい気持ちも一緒に捨てられたらいいのにね…

伝えるべき言葉のむずかしさよ
どうしたら難なく伝えられるの?
簡単な言葉じゃ足りなくて
難しすぎても言うほうも聞くほうも疲れてしまうんだよ

だから 僕は短くてもしっかり気持ちを込めて削る部分はちゃんと削って
君に伝えるよ
今はまだ未完成でも
いつかちゃんと君の心に届けるから
待っててね

アイラブユー
それまでのさびしさをもふたりは分かち合える
傷つきながらも
ふるえながらも
きっとこの愛の種が咲く日を信じてる

パッと咲いて
パッと散りゆく
そんな人生だ
だけれど
愛があれば
儚い人生でもね
きっと幸せなはず

だから ふたり
出会い恋に落ちたのさ
この魔法は解けずにずっと続く

僕は君が好きで
君は僕が好きで
やっぱり明日も
やっぱり来年も
ずっとずっと
そんなふうに
変わらない僕らが
変わらない足跡を
それぞれ2つずつ
残していく 世界に

今日もどこまでも広がる空の下
口笛 吹きながら
心に蒔いた 愛の種にうれし涙の水をやる
時おり悲しすぎて
心はぬかるむ
だけれどそんなときは君がなんとかしてくれる

ああ いつものように
今日も泣いたり笑ったり
いつのまにかなんだかんだで過ぎてゆく日々
ため息ついたあとに
気づくと笑ってる
そんな自分に気づいてはなんだかホッとするのさ
僕は生きてる
君の目の届く場所で
そして君も生きてる
僕のすぐ傍で
僕のすぐ傍で

あまいあまいりんごをひと口で頬ばる
その匂いでもう僕はメロメロさ

なんてね また意味もなく笑ってしまう
脈絡なく続く日々
それもまた幸せの形。

2009/12/12 (Sat)

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