詩人:どるとる | [投票][編集] |
ひとつひとつ 積み重ねてゆく
ありふれたこと ありきたりなこと
笑って 泣いてたまにはけんかもしたり
生きる喜びを知れば
生きる悲しみもたくさん知る
けれどいつもそのたびに思うのは
もしも僕が生まれなければ
こんなに 嬉しい気持ちもなかった
そんな当たり前な でも大切なこと
泣きながらでもいいんだよ
空も少しずつ 雨が上がってゆくんだ
すぐに立ち上がれなくてもいい
ゆっくりゆっくり急がないで
悲しみよりも喜びを見つめて
明日を生きる糧にして行こう
約束だよ 指切りだよ
いつか聞かせてね
君が君に生まれて本当に良かった
そんな 言葉を
一秒また一秒と 時が過ぎてゆく
はやかったり 短かったり
同じスピードなのに不思議だね
愛されて そして今度は
愛されたように 誰かを愛す番になって
いつか 僕も同じように抱かれたように
下手くそながらも君を愛してみたよ
素直じゃないし意地っ張りだし
子供みたいだけどこんなんでもパパだよ
自転車の乗り方も教えたいな
ちょっと難しい逆上がりも 練習しよう
一回でやろうとしなくてもかまわない
今日よりも明日を見つめて
今日がだめなら明日があるから
約束しよう 指切りしよう
いつか聞かせたいな
君という宝物に出会えて
本当に良かった
そんな言葉を
君が生まれてから何度も何度も
季節が巡ったけど 愛が何かなんて
今もよくわからないんだ それでも
君と一緒にいる それだけで幸せだと
思う気持ち それが愛なら
明日も僕は 君を思っていよう
つよくやさしく。