悲しみはいまだ消えずに この世界をぬらしている傘もない人は 何を拠り所にして生きているの夕暮れ 一人はぐれて 畦道に行き着いて考えていたよいろんなことおだやかに流れる時間が 景色をためらいもなく抱きしめてるそんな 悲しいことなど何も ないようにわかっているように でも 目をつむっているように受け入れているみたいに 強く 耐えているように あなたは悲しみを言葉にしないの締めつけるような痛みを言葉にしないの。
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