詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
おもむろにたばこに火をつけて
煙 吐き出す夜の嘆き
今 僕を取り巻くすべて 捨て去りたい
順序も規則もなにもなく僕はただこの夜に身をあずけ
風に吹かれてる
昨日の夜を思い出す朝
消えない記憶
どうでもいいことじゃないけれどどうでもいいことにしたいような悲しい記憶
今日はこんなに晴れやかなのに僕の心はひどい土砂降り
景色にそぐわないね
おもむろにたばこ吸えば
何か紛れるかな
何か救われるかな
なんて思った朝
斜陽がさしこむ部屋
ひとり 座り込み
ノンシュガーのコーヒー 飲んでもないのに胸の中 まるでそんな雰囲気
味でたとえたなら
眠くなってしまうほど変わらない
ため息のリズム
もう何度も僕をうとうとさせる
ノンシュガーのコーヒー 飲んだわけでもないのに 胸の中
苦い気持ちでいっぱいで忘れられない昨日の夜の悲しみ
嘆いてばかり
前へ進めない
少しの優しさもない文句と愚痴にあふれたノンシュガーソング
このままじゃ唄ってしまいそうさ。