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どるとるの部屋


[6783] 絵に描いたような幸せ
詩人:どるとる [投票][編集]


鏡に映った君の顔がゆがんで映るのは

僕の心が君を見る目が変わったから

君がゆがんだんじゃなくて僕がゆがんだから

君を愛していたはずの僕は いつか

君を 愛せないくらい醜くなっていた

所詮、僕は 絵に描いた幸せを

求めていただけで それ以上何も

欲しいとは思わなかったんだろう

絵に描いたような幸せが手に入った途端に

急に手にしてしまった幸せをもて余して

どうしていいものか扱いに困ってしまったんだ

だから、手放してしまった 君という愛を。

2015/11/08 (Sun)

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