詩人:どるとる | [投票][編集] |
抱き寄せてあげるから 僕の海においで
肩まで浸かってごらん 深く沈むように
心にだって居場所が必要だってこと
知っているはずなのに 誰もが一人
孤独が 孤独のままなのは
誰のせいでも ないのにね 寂しさを言葉にしたら
本当に寂しくなってしまうよ だから強がるの
僕の目に映る 夕暮れ間近の空
夕闇に包まれた街並み あとは夜を待ちわびるばかり
ぬくもりは貸し借りできたりしないのかな この手を伝って僕の愛が届けばいい
夢の続きを見せてあげるから 僕の色に染まって
ゆっくりまぶた閉じてごらん
誰だって 一人じゃ時間をもて余すだろう
愛することも愛されることもない人生はさぞかし悲しいだろ
言葉が足りないとき 言葉がほしいときは ちゃんと言葉にして 気持ちを形にしないと 君の痛みは見えないままだよ
だからさらけ出してごらん
なくした愛を探すように さまよい歩いた日没の街 足元さえ見えなかった
理由もなく悲しかったり切なかったりするのは 生きていることを 心が確かめているから
鏡に映る醜い僕 同じように醜い君
重ね合わせたらたいした違いなんかない
僕らは 誰もが光と影を抱く イビツな生き物
僕の目に映る 夕暮れ間近の空
夕闇に包まれた街並み あとは夜を待ちわびるばかり
ぬくもりは貸し借りできたりしないのかな この手を伝って僕の愛が届けばいい
君に。