生まれたばかりの赤ちゃんはまだ世界が世界であることも知らない僕は空き缶蹴飛ばしながら 家までの道のりを帰るなんとなくそんなくだらないこと考えながら夕暮れが 僕の影を追い越して電柱柱の影が 背伸びしたら先を急ぐよ見慣れた街なのに夜に迷ってしまうのは見えているようで何も見えてはいないから愛なんか知らない 愛されたこともないし愛したこともないそんな 嘘を どうしてつくのかなそんな 嘘に どうしてすがるのかな。
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