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どるとるの部屋


[6798] 愛なんか知らない
詩人:どるとる [投票][編集]


生まれたばかりの赤ちゃんは
まだ世界が世界であることも知らない

僕は空き缶蹴飛ばしながら 家までの道のりを帰る

なんとなくそんなくだらないこと考えながら

夕暮れが 僕の影を追い越して
電柱柱の影が 背伸びしたら先を急ぐよ

見慣れた街なのに夜に迷ってしまうのは
見えているようで何も見えてはいないから

愛なんか知らない 愛されたこともないし愛したこともない

そんな 嘘を どうしてつくのかな

そんな 嘘に どうしてすがるのかな。

2015/11/10 (Tue)

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