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どるとるの部屋


[6805] プレゼント
詩人:どるとる [投票][編集]


それは命という カタチのない贈り物

体というちょうどいい箱の中に

たくさんの 思い出があるように

隙間もなく 満たされているよ頭のてっぺんから爪先まで

命を 見つめる瞳が一生懸命に見つけた光

それは本当も嘘もまぜこぜの命がけのドラマ

「まだまだたくさん生きたい」

それが 何よりの願いのはずなんだ

そして今日も 朝は

プレゼントをくれる

昨日と寸分変わらない世界を

僕の下手くそな 歌声は君に届くかな

巡りめぐって血は受け継がれてゆく

今日までの日々があるのなら
明日も 今日と同じように笑わなくちゃ

終わらない夜を飛び越えて朝を目指す

「生まれなければ」そんな取り返しのつかないことを

言っているならまだマシなほうさ

ほら空に手が届く日も近いぜ

指先が 今 陽射しの欠片をつかんだ

それは希望によく似ていた

ときめきの予感

何か楽しいことがありそうなそんな予感

命を 見つめる瞳が一生懸命に見つけた光

それは本当も嘘もまぜこぜの命がけのドラマ

「まだまだたくさん生きたい」

それが 何よりの願いのはずなんだ

そして今日も 朝は

プレゼントをくれる

昨日と寸分変わらない世界を。

2015/11/11 (Wed)

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