詩人:どるとる | [投票][編集] |
この手にあまる幸福を体のいい言葉に言い換えて
何かに絶えず追われるような焦燥を
必然というご都合主義のオブラートに包む
高く飛べるかな 名前の知らないあの建物の塀くらいは乗り越えられるかな
久しく使ってない 努力という言葉を
持ち出したからには最後の最後まで諦めないと誓う
にわか雨に降られて 途方に繰れる
夜明け前 明け方4時の小さな勇気
君に見せつけるささやかな比類なき抵抗
自由へのオーバードライブ
いくつかのレッテルを張って プライドで武装したら
こてこての理論で語り合いましょう 知ってるだけのえらそうな言葉でしりとりするみたいに
夜明け前の街はまだ昨日降った雨が乾かないまま 誰かの涙を引きずってる
早く起きてしまったからやることもなく
近所を2、3週走る すれ違う人などいない
抱いたのはありきたりな悲しみだから
わざわざ言葉にすることも恥ずかしい
誰に対する怒りだろう 行き場のない気持
まだ青い少年のぼんやりとした決意
あっという間に 日は昇り 橋の真ん中から眺める海の向こうから朝日が
久しく使ってない 努力という言葉を
持ち出したからには最後の最後まで諦めないと誓う
にわか雨に降られて 途方に繰れる
夜明け前 明け方4時の小さな勇気
君に見せつけるささやかな比類なき抵抗
自由へのオーバードライブ
来るべき未来への確固たる宣戦布告。