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どるとるの部屋


[6888] 名前のない風景
詩人:どるとる [投票][編集]


洗濯物をたたむ君の 背中を眺めてる
僕はそれだけで多分幸せになれる

それは淡々とした 風景描写
まだら模様の猫がいて 晴れた空があって
いつもそこには君がいる

ああ 水玉みたいに 描いていく 指先を絵筆にして
思い出になるだろう 景色のすべてを

なんでもない暮らしのワンシーン
何気ない アングルでとらえたカメラはピンぼけ

そして 今日も一日は暮れていく
夕暮れの空が 優しいオレンジ色に

染まったら 帰っておいでこの家に 甘さひかえめな優しさに

名前のないこの風景に 変わらない幸せを描いて そして。

2015/11/25 (Wed)

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