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どるとるの部屋


[6937] いかさま
詩人:どるとる [投票][編集]


手つかずの 思い出がそっと雨のようにほほに降る

知らぬ間に通り過ぎた季節は
たくさんの 傷跡を胸に残した

昨日と今日の重なりが 螺旋のように 渦を巻き 空に昇る

絵に描いたような愛の言葉と
いつか忘れた花の名前を道連れに

道は続く いかさまな日々も 逆さまになった砂時計で振り出しから。

2015/12/01 (Tue)

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