色のない日々 どことなく 曖昧なわく線途切れ途切れに 繋がってゆく宛もなく 世界の始まりから続いてるどことなくとか なんとなくとか形容しがたい あやふやな感情に付随する花の色は 声も絶え絶えに季節の美しさを叫んだよそれでも 濁ったような心は 捨てきれずきつねとたぬきの間でどっちつかずのぼやけた輪郭線その程度の迷いならいっそ誰かにくれてやればいいのにその中途半端さがいつの間にか僕のすべてになっていた。
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