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どるとるの部屋


[6959] 夜明けの歌
詩人:どるとる [投票][編集]


夜の終わりを告げる ように 太陽が降らした陽射しの雨

体中浴びて 夜明けに間に合うように走れ 止まらないスピードで

誰かが戯れに描いたような世界なら
せっかくのこの気持ちも まやかしなのかい?

燃えるように 沸き上がる 利かん坊の情熱は やがてこの世界をひっくり返すから

空を飛ぶ 鳥のように 翼を広げた夜は

羽ばたいていく 誰も知らない明日へ

夜明けは すぐそこまで近づいてきてる

知りたいよもっと知らないすべてを

一度はあきらめた夢を追いかけるなら

今しかないと 迷いを捨て踏み出す一歩は

世界にも 手が届くくらいなんだ

盛り上がりの場面を 通り過ぎてもさめないボルテージ

どこまで行けるかなあ 思案してるんだ ない頭つかって

退屈紛れに 広がった大地と空だって
そこには 愛すべきたくさんの人がいる

ペンを握りしめたとき きっと神様は
薄っぺらい僕らの命に 心という歯車をはめたよ

地球が回る 空がだんだん暮れていく

それはまるで 舵をとる船乗りの格好

どんな夜も明ける 悲しみのあとの朝も

ドアを開けよう その先の世界へ行こう

またひとつ何かを失うたびに

失ったぶんだけ何かを手にするだろう

抱きしめた光は 僕だけの太陽だった

卵が割れるように

ひび割れた隙間から
差し込む 陽射し

サーチライトの要領で

世界を瞬く間に照らした

それを奇跡と呼ぶなら もう奇跡は起きている
僕らがその担い手だ

空を飛ぶ 鳥のように 翼を広げた夜は

羽ばたいていく 誰も知らない明日へ

夜明けは すぐそこまで近づいてきてる

知りたいよもっと知らないすべてを

一度はあきらめた夢を追いかけるなら

今しかないと 迷いを捨て踏み出す一歩は

世界にも 手が届くくらいなんだ。

2015/12/05 (Sat)

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