水が滴り落ちる音に気づけるだろうか たったひとつの命が死にたいと 心から願う愚かさを僕らは どんなふうに否定できるだろう広すぎるこの街には 季節なんてないようで生ゴミの臭いと曲がった 人々の背中譲りもしない 電車の席膝を擦る お年寄りを無視したような若者優先席を 埋めるのはいつでも 学生何がおかしいのかただ笑い転げて辛そうにつり革につかまるお年寄りがあきらめて前の車両に移るその背中は何かを言いたげだったけど僕には何も出来なかったよ。
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