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どるとるの部屋


[6995] イデアの物差し
詩人:どるとる [投票][編集]

遠く 遠い 太古からのプレゼント
遺伝子レベルで つながる知恵の輪

イメージが 翼になる 羽ばたいてみようありもしない空に

花が落としたひとつぶの種がやがて

この世界になったようにいつか君も

手にした物差しで世界を計るなら

それはなんとも馬鹿馬鹿しい所業

原色より 少し薄くなった血潮でも

誰かを 愛することくらいお手のもの

アンモナイトが渦を巻くその理由を
探しながら やがて僕がその渦に巻かれ

命の起源を 解き明かそうとした罰として僕は生きている

絵の具の中のひとつを指差して

これがすべてだと手放せない世界

まだまだ楽しいのはこれからだから

目が離せないよこの世界の行く末は

夢の跡形に消えてく甘い理想像

花火のように散らばる枝分かれした

答えは計算することを放棄した

もう 僕は今日から鳥くらいに自由だ

花が落としたひとつぶの種がやがて

この世界になったようにいつか君も

手にした物差しで世界を計るなら

それはなんとも馬鹿馬鹿しい所業

原色より 少し薄くなった血潮でも

誰かを 愛することくらいお手のもの。

2015/12/11 (Fri)

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