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どるとるの部屋


[7045] 君の街まで
詩人:どるとる [投票][編集]


どこまでも続いていそうなこの道は
一体どこまで続いているんだろうなあ

不意の思い出し笑いの理由だったり
何気ない仕種に隠した小さな寂しさに

見え隠れする優しさにふれたとき僕は
何度でも言葉にならない気持ちに染まる

目の前に広がるただ青すぎる空に
吸い込まれていく 心はなぜか涙に濡れている

長いトンネルくぐれば 懐かしい思い出に出会える
振り返らずに行こう 君の街まで

なくしたものを 指折り数える 癖は
いつまでもやめられそうにないなあ


なくしたものを数えるより 手にしたわずかな形のない 宝物を見つめていたい

たとえば今の気持ちを歌にしたなら
どんな歌になるだろうって歌ってみた

急かすような気持ちを追い越す
加速していく思いはひたすら週末を 追いかける

カレンダーにつけられた丸印の日まで
早く君に会いたい 気持ちだけが はみ出しそうなんだよ

いくつかの希望とそれと同じだけの不安に
駆られた心は 揺らいでばかりだけど
たしかな答えを ひとつずつ見つけていく
見つけられるんだ きっと

目の前に広がるただ青すぎる空に
吸い込まれていく 心はなぜか涙に濡れている

長いトンネルくぐれば 懐かしい思い出に出会える
振り返らずに行こう 君の街まで

「久しぶり」って僕は笑った 君に笑った。

2015/12/19 (Sat)

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