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どるとるの部屋


[7067] プロポーズ
詩人:どるとる [投票][編集]


ふと目をつむってみれば 笑った顔が浮かぶのに
でも なぜだろう 君が悲しいときには 君の笑顔が思い出せなくなるんだ

つむったまぶたをふと開けば そこには僕が知らない涙目の君がいた

弱虫のくせに人一倍強がりで素直じゃない
すぐにむくれるし そんな君を嫌いになったこともあったけど
今ではなぜかそれが心地いい

知っているよ君が本当は人知れず泣いていること
僕には心配かけさせまいと無理に笑っていたことも

僕はそんな君に心から笑うことを知ってほしいと思うんだ
だからそのために君と一緒にその悲しみに向き合うよ

言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ

長いため息のあとに雨のように降りだした涙を
指の腹ですくってみれば そこには素直な君がいたんだ

僕が知っているだけの君を 心の画用紙に描いたら
君のすべてを知っているつもりでまだ知らない君がいることも知った

アイラブユーなんて言葉でごまかすような愛よりも
知らない君を知ること それが大事みたいだね
何か特別なことできる訳じゃないけど一生懸命愛すよ
頑張るよだなんてありふれたことしか言えないけど でも頑張るよ

君がそばにいてほしいとき そばにいれる そんな人に僕はなりたいと思うよ
プロポーズはそんなんでいいかな?

知っているよ君が本当は人知れず泣いていること
僕には心配かけさせまいと無理に笑っていたことも

僕はそんな君に心から笑うことを知ってほしいと思うんだ
だからそのために君と一緒にその悲しみに向き合うよ

言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ。

2015/12/23 (Wed)

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